ヘナを使わないナチュラル毛染め。【後編】(結論)
早いもので、今年もあと一ヶ月ちょっととなりました。
現在、三連休の真っ最中ですが、
空気が澄み渡る朝のうちから、大規模公園を散歩エクササイズをしていると…
またあの、ムーミンワールドに出てきそうなキノコ群が
松林の下に出没していました。
(見つけたら片っ端からつぶしまくります)
その近場のキャナルパークでは、朝早くから釣りピープルの姿が。
このキャナルパークは大阪湾に面していて、
大小の魚がゴロゴロいて、クラゲもよくプカプカ浮かんでます。
大きい網を使った方が早いんじゃないかと思うほど魚がたくさんいるので、
ここでする釣りはさぞかしハマるだろうな、、と思いながら、
いつも橋の上から、朝早くからスタンバってる釣りピープルを眺めているのでした。
***
さて。
今回は「ヘナなし毛染めチャレンジ」の最終結論を書きたいと思います。
結論から先にいってしまうと…
ムリです。
白髪を染めることはできません。(残念)
ヘナはやはり、天然ハーブ系白髪染めの王様ハーブであり、
染毛力、色持ち、髪補強のバランスが群をぬいています。
他にも毛染めに役立つハーブはいくつかあるものの、
ヘナほど強く染まるものはほとんどありません。
ターメリックやフェヌグリーク、ローズマリーをフライパンで焦がしてみたりと、
いろいろやってみましたが、
部屋中が猛烈にカレー臭くなり、なかなか匂いがとれなくなるだけで終わりました。(悲)
なので、コーヒーやターメリックで染まるよ系のYoutube動画はほぼすべて、
残念ながらクリックベイトだと思われます。(残念×2)
さてここで。
なぜコーヒーなどでは染まらないのか。その理由について少しふれておきたいと思います。
まず、毛髪に色を入れるには、次の2段階が必要になります。
1.キューティクルをまず開く
2.キューティクルが開いた状態で、色素を髪の内部(コルテックス)に入れる
市販のヘアカラーは、
1.アルカリ剤(アンモニア/MEAなど)でキューティクルを開き、
2.酸化剤(過酸化水素)でメラニンを分解し色素を定着させる
というプロセスにより、髪が染まります。
一方、コーヒーやらスパイス、ハーブだけでは、色素は髪の表面につくだけで、髪の内部には全く届きません。
このため、洗うとすぐに落ちてしまい、白髪にはほとんど効果がありません。
が。茶色系の風味を髪に一時的にのせることはできます。
つまり、髪の内部には入らないので、髪の表面をコーティングするだけの状態にとどまるため、
2~3日程度で落ちてしまいます。
なので、天然ハーブで白髪をしっかり染めたいなら、ヘナを使うしかないのですが、
そこで終わってしまうと、
せっかく「ヘナなし毛染めチャレンジ」をした意味が元も子もなくなってしまうので(笑)
今回は、ヘナほどの効果はないにしても、
植物の中でも繰り返し重ねて使うことで、茶渋のように髪に色を徐々につけることが
できるハーブ(一回ではそれほど効果がなくても、使用を重ねることで効果が得られ、
しかも髪と頭皮を健康にするもの)についてご紹介したいと思います。
茶渋は、一定期間積み上げると、普通の洗剤ではなかなか落ちないのはご存じのとおり。
これを髪にやるわけです。
(髪に茶渋をつけていくイメージ)
ぶっちゃけ、アムラのようなインドハーブがあれば、より簡単なのですが、
輸入品の値段の値上がりがものすごいことになっている感のあるこのご時世、
手軽&身近に手に入りそうなもので。ということが前提のレシピとしましょう。
しかも玉ねぎ育毛パック後の臭い消し効果&頭皮と髪への負担ゼロ&ナチュラルな
コンディショナーとしても活躍するハーブ液なので、一石三鳥です。🐤🐤🐤
ではさっそく、そのレシピ例をどうぞ。
(今回は5種類を組み合わせてみました)
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■用意するもの:
(☞乾燥させたものを使うと、より濃い液ができるので◎。)
コーヒー(粉でもインスタントでもどちらでもOK)
ローズマリー
セージ
ヨモギ
カモミール(ティーパックの場合は袋を破って中身をとりだす)
水
鍋
*量は、コーヒー、セージを多めにするとグッド。
*黄色味をやや強めに出したい時はカモミールを多めに。
★【ハーブ液の作り方&使い方】
1.これらの材料と水を鍋に入れて、沸騰させた後弱火でコトコト
15分ほど煮出し、ハーブ煎じ汁をつくります。
2.冷ました後、髪に塗ってシャワーキャップまたはラップを撒いて
(乾燥すると染色効果がなくなるため必須)、そのまま1時間ぐらい放置。
ハーブトリートメントをしている感覚でやります。
3.放置時間が終わった後は、ぬるま湯のみでよく流す。
(シャンプーを使わない方が色がつきやすい&より長持ちします)
4.これを定期的に、永遠に繰り返します。
(やればやるほど色が定着)
☞ある程度作り置きしておいてもグッド。数日置いた方が茶渋としては
いいかもです。
***
繰り返す必要はありますが、頭皮や髪を痛める心配はほぼゼロ。
白髪部分はメッシュっぽくなって、なかなかお洒落な仕上がりに。
ちなみにこの5つの組み合わせは、それぞれの役割が全く違うので、
組み合わせることで弱点を補い合う、理想的な黄金レシピとなっています。
・「コーヒー」→髪のツヤ、引き締め、色の定着
・「ローズマリー」→毛根強化(伝統的な育毛ハーブのひとつ)
・「セージ」→抗菌、白髪抑制効果
・「ヨモギ」→抗炎症、育毛、保湿
・「カモミール」→髪を柔らかく扱いやすくする効果、黄金色調をプラス
…というわけで、ヘナなし毛染めチャレンジでした。《完》







